ニックネーム: maki201810
断酒段階: 第10期
連続断酒日数: 1982日
覚醒率: %
しらふの日数: 1982日
呑んだ日数: 0日
節約できた時間: 7928時間 (1日あたり4時間)
節約できたお金: 1387400円 (1日あたり700円)
今の気持ちの投稿数: 240件
記録開始日: 2018-11-14
プロフィール:
2021/03/11 更新

・1958年生まれ。現在、愛妻と愛犬と愛猫とつつましく暮らしています。都内在住。現在、某法科大学院に勤務しています。

・父母や親戚をはじめ、周囲は全員酒飲みの環境で育ちました。お酒は相当若いころから飲んでいましたし、飲める体質でもありました。何の疑問もなく楽しく飲んでいました。サラリーマンになってからもお酒は毎日の生活に欠かせないものでした。当然、飲みすぎることも多々ありましたが、お酒を美味しく飲むためもあって、同時にスポーツにも打ち込んでいました。

・20代後半からは日常的に有酸素運動に取り組み、30代後半でフルマラソンやトライアスロンを経験しました。しかし、その後は仕事などで忙殺され遠ざかりました。若さゆえ酒が主因でハメをはずすことも多々あり、何とか対応策を考えないといけないと思いましたが、幸運なことに飲酒で大事に至ることはありませんでした。

・いま振り返ると、飲酒で大事に至らなかったのは、日々運動をしていたからだと思います。有酸素運動でフィジカルにもメンタルにもリフレッシュしていたので、酒害の深みにハマらなかったのだと思います。

・中年をむかえ質と量が増大した仕事を何とか効率化するため、40代半ばから毎日飲んでいた生活をあらため、生活に禁酒期間を取り入れることにしました。以後、10数年間は禁酒と飲酒の期間を1対2の割合で過ごし、禁酒のメリットが大きいことを納得しました。しかし、飲酒生活を楽しむという習慣にも未練があり、永続的な禁酒を続けるつもりは毛頭ありませんでした。

・2018年3月にステージ2の大腸癌に罹り手術しました。50代の後半です。それまで大きな病気の経験がなかった私に、この癌は「生きていること」を真剣に考える時間を与えてくれました。

・手術から半年余が経ち、2018年11月から再び禁酒生活に入り、たまたまですが早朝ジョギングを始めてみました。感じるままに自転車、水泳、ランニングと拡げていきました。そして、だんだんと再びトライアスロンのレースに出場したいという気持ちが、このころからどうしても抑えがたいものにふくらんできました。

・ちょうどその頃12月に水道橋で集会があり参加しました。禁酒への決意を固める、というよりも、このころからトレーニングを習慣付けるよう意識を集中していました。その後10か月間くらいは定期的にマメに投稿していました。今読み返してみると、すべてトレーニングに関するものです。おかげでトレーニング生活への「テイクオフ」に成功し、その後はしだいに投稿しなくなりました。投稿しなくても自然とトレが続けられるようになったからです。

・年齢による体力の衰えは自分が一番よくわかっています。そのハンデを克服するためには、日々のトレーニングの効果効率そして密度を上げなければならず、禁酒という手段を日常と受け入れています。水泳/自転車/ランニングの各タイムは他人と比べるものではなく、あくまでトレーニング効果の指標ととらえて、爽快感・達成感を大切にしています。なによりもライフワークとして泳ぎ走る楽しさと喜びを心と記憶に刻み込んでいきたいと思います。

・「どうしてそこまで水泳や自転車やランニングをやりたいと思うのか?」と自問を続け、最近ようやく答えが見つかりました。20代のころから「どうしてもやりたい!!」と思い続けながらも、30代40代50代を家庭や仕事その他で忙殺され満足するまではできず、「やりたい!!」という気持ちが30年の間に積り積もって、いわば、心の奥底に固定されたのだと思います。そしてもう1つ、結局のところ「それが好きだから」です。やっと腑に落ちました。かつて夢中になったラグビーや登山よりも好きです。

・トライアスロンのレースには2020年のシーズンから参戦する予定でしたが、コロナですべての大会が延期され、2021年から参戦するつもりでした。しかし、2021年もレースの開催は見通しが立ちません。それでもトレーニングは続けています。体調を考えながら、目的に合ったトレーニングメニューを考え、休息し回復させる、この繰り返しです。少しずつでもいいので確実に進歩させることが大切だと思っています。

・今は日常生活でアルコールを嗜好することはなくなり、お酒を客観視するようになりました。ひらたく言うと、お酒に費やす時間と労力が「もったいない」と思うようになりました。その時間と労力があれば、他のことをした方がいいと、ごくごく自然に思えるようになりました。

・さらに言うと、お酒を飲むことを考えること自体が「もったいない」とも思えます。そんなことを考えるより、他に考えることはたくさんあるので、考えることすらしなくなりました。これが、いわゆる精神依存がなくなってきていることだと思います。

・私自身は禁酒にはメリットが多いと感じますが、人それぞれで、他人に禁酒を強制するつもりは毛頭ありません。それぞれの価値観の問題なので他人がとやかく言うことではなく、飲む飲まないは各自で選択すればいいことだと思います。

・禁酒が人生の目的ではないと同様に、トライアスロンも私にとっては目的ではありません、あくまで手段です。私の目的は人生を楽しむことです。そのためにいろんなことをコントロールしていかないといけないのですが、お酒を飲まないことで、かなりのことをコントロールできるようになります。目的達成には禁酒は効果があります。それは日々実感しています。

・2021年3月になって初めてヒースレイカーと酒離倶楽部の件を知りました。当時私はこの件にまったく気が付きませんでした。今思い返してみれば、なるほどそうだったのか、と納得できるところが多々あります。それでもこの掲示板が今もって機能しているのは、奇跡のような幸運だと感じます。関係者の皆様のおかげだと思います。

・その後、大腸癌は肺に転移しましたが、手術対応しました。大腸癌とは別に、膀胱癌も発症しましたが、これも手術対応できています。癌の場合、手術で対応できるイコール軽症で、ラッキーが重なって事なきを得ています。この対応があったので、2022年からのトライアスロン参戦は微妙になりましたが、単体の水泳では区の大会で優勝するなど、練習は着実に重ねています。

・今のところ、こんな感じかな。変化があれば追記します。(2022年3月26日)

・長文を最後までお読みいただき、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。

以上